Journal de la Rive Droite 右岸通信

物理的には私は右岸にいる 精神的には左岸にいる これは右岸と左岸に解離している私の通信記録

したいこと

メンタリストという海外ドラマを見始めた。

主人公は記憶力や観察力に抜群に長け、それは超能力にみえるほど。

その力で事件を解決してゆく。

PTSD不眠症、不眠が強い時は思考促迫の傾向…というのが、私が見た範囲でわかることだ。

まだ第一シーズンの途中だ。

これから彼の生い立ちみたいなものが明らかになってくるのかこないのか、気になるところである。

 

被虐体験、緊張状態で育つ子供時代を送った人は、養育者の気分、体調、様子、しぐさを観察する。

生き延びるためだ。生き延びると書くと大袈裟な…と言う人は多いかもしれないが、子供はひとりでは生きられない。

被虐されている子供はそのことをよく知っていて、生きるために誰を喜ばせなければならないか、どういう振る舞いをしたらよいかを緊張の中で学んでゆく。

自分のしたい、やりたいは子供の頃から後回しで、目の前にいる人の読み取り、解読に必死だ。

悲しい理由で生まれる能力だが、それは使い方によっては役立つ。

 

私も一般的な人よりも観察力があるらしい。

わかったことを口にすれば恐れられ、怖がられ、怒り出す人もいる。

私はコミュニケーションの仕方を、できるだけ話をしない、相手の話を聞く、様子を見る、に変えた。

それが私の生きるための戦略だった。

私がわかることを言うときは、相手が私を侵略してきたときだ。

反撃は鮮やかに、そして確実に行わなければならない。

私は相手の話を聞きながら、様子を見ながら、反撃のための材料を収集し、ストックし続ける。

しかし、それをするのは相手のことをよりよく知りたいし、本当は仲良くなりたいからでもある。反撃したいからではない。

カウンセリングの先生は反撃じゃない、正当防衛だと言っていたが。

 

私には友達も、旦那さんもいる。

いるけれども、私は本当には誰かと親しくなったことはないのかもしれない。

情報収集しなくていい関係を私はずっと渇望していたのかもしれないなと思う。

その渇望が彼に向かっていたのかもしれない。

彼もまた観察力に長けた人だ。

私に拮抗するレベルで長けていたし、私はそういう人には会ったことがなかった。

だから、わかるでしょ、わかっているでしょ、あなたなら!と甘えていたのかもしれない。

力は使いようだ。私がこの力を優しく取り扱えさえすれば、私は誰かにわかってもらう必要はない。

情報収集しなくていい関係は難しい。

何故なら私は「してしまうから」だ。

でも、情報収集したことが誰かのために役立つ関係ならば作れるだろう。

私の今したいことはそういう関係を作ることだ。

メンタリストの主人公ジェーンはそうして生きているように私は見えた。